2011年7月21日木曜日

グーグルで必要なことはみんなソニーが教えてくれた

ソニーで22年、その後グーグルジャパンの社長を3年勤めた辻野晃一郎氏の著書。

そういう著者だから、会えばそれなりの人物なのだと思う。
ただ、彼の周りの人が大物過ぎて(あるいは反対に小さすぎて)彼自身のことがよく
わからない。
大物は盛田昭夫、カルロス・ゴーン、ラリー・ペイジ。小物は社内政治や自己保身
汲々とする普通のソニーマンだ。
(盛田氏の自叙伝等を読み、私が想像していたソニーマンのイメージではないが・・。)
最終的に目を引いたのはグーグルの社風(第8章)、クラウド(第9章)、ネット時代の
仕事のやり方(第11章)を語った部分か。


知性に自信があり、ビジネスに野望がある若い人は読んで損はないと思う。