伊坂幸太郎、初のエッセイ集。デビュー以来10年の集大成。
伊坂氏らしい、ちょっといい話がたくさんでてくる。
また、これまでの作品に関する「ゴシップ」もいろいろ楽しめる。
個人的には干支エッセイに苦しむ伊坂氏が気に入った。
2011年5月30日月曜日
2011年5月24日火曜日
バイバイブラックバード!
オー!ファーザー
「ゴールデンスランバー」の”大転換”前に連載の始まった作品との事。
かっての伊坂幸太郎がここにいる。やはり、昔の伊坂節が好みだ。
父親が四人というシュールな設定が心地よい。
ガールフレンドの突込みも気が利いている。
「人生で有意義なことの大半は無駄にみえるんだって、知らないの?」
「誰の言葉だよ、それ」
「わたしの知り合いで、豊臣秀吉の埋蔵金を掘ってた人」
話的には少々訳の分からない籠城事件で幕がおりるのだが・・。
脱走シーンに出てくる高圧電流が流れる電線をベルトを使って滑って逃げる方法は
シルベスタスターローンの「デッドフォール」がネタ元と思われる。
「ランナウェイ・プリズナー」は架空のテレビ番組だ!)
かっての伊坂幸太郎がここにいる。やはり、昔の伊坂節が好みだ。
父親が四人というシュールな設定が心地よい。
ガールフレンドの突込みも気が利いている。
「人生で有意義なことの大半は無駄にみえるんだって、知らないの?」
「誰の言葉だよ、それ」
「わたしの知り合いで、豊臣秀吉の埋蔵金を掘ってた人」
話的には少々訳の分からない籠城事件で幕がおりるのだが・・。
脱走シーンに出てくる高圧電流が流れる電線をベルトを使って滑って逃げる方法は
シルベスタスターローンの「デッドフォール」がネタ元と思われる。
「ランナウェイ・プリズナー」は架空のテレビ番組だ!)
2011年5月21日土曜日
私が彼を殺した(1999/02)
三人の登場人物の独白というスタイルで、錯綜的に物語が進行してゆく。
兄と妹の近親相姦といういささかショッキングな愛憎劇を交え、前作同様
最後まで犯人は明示されず、巻末に再び袋とじが・・・。
さて、結局犯人はだれだったのか?!
兄と妹の近親相姦といういささかショッキングな愛憎劇を交え、前作同様
最後まで犯人は明示されず、巻末に再び袋とじが・・・。
さて、結局犯人はだれだったのか?!
2011年5月20日金曜日
悪意(1996/09)
シリーズ第4話。前作からわずか3ヵ月後に刊行されている。
なんとも性悪な奴が被害者で、犯人への同情が禁じえない話。
二人の手記を読み進む形で物語が進行してゆく。
加賀恭一郎が根気よく推理と捜査を進めてゆく過程が面白い。
なんとも性悪な奴が被害者で、犯人への同情が禁じえない話。
二人の手記を読み進む形で物語が進行してゆく。
加賀恭一郎が根気よく推理と捜査を進めてゆく過程が面白い。
どちらかが彼女を殺した(1996/06)
シリーズ第3話。前作から7年ぶりの登場。いよいよシリーズ化が本格化する。
妹が殺され、犯人への復習を誓う刑事の兄。
その兄の前に現れたのが加賀恭一郎・・・。
そして、最後まで犯人は明確には語られていない。
文庫本には、巻末に袋とじで犯人はだれかという推理が書かれているが、
私には今だよく分からない。
妹が殺され、犯人への復習を誓う刑事の兄。
その兄の前に現れたのが加賀恭一郎・・・。
そして、最後まで犯人は明確には語られていない。
文庫本には、巻末に袋とじで犯人はだれかという推理が書かれているが、
私には今だよく分からない。
眠りの森(1989/05)
刑事となった加賀恭一郎がデビューするシリーズ第2話。
ここでも加賀は登場人物の一人に恋してしまう。
現在のクールな恭一郎からは想像できない。
バレリーナという、あまりなじみのない世界をベースにした推理小説。
まずまずの出来か。まだはっきりとしたシリーズ化の気配はない。
ここでも加賀は登場人物の一人に恋してしまう。
現在のクールな恭一郎からは想像できない。
バレリーナという、あまりなじみのない世界をベースにした推理小説。
まずまずの出来か。まだはっきりとしたシリーズ化の気配はない。
卒業-雪月花殺人ゲーム(1986/05)
加賀恭一郎シリーズ第1話
加賀恭一郎がまだ学生であった頃のエピソード。
冒頭、加賀が彼女に告白するところから始まる。
学園が舞台とはいえ、登場人物たちは妙に冷静で老成しているし、茶道をベースにした
謎解きは少々マニアックすぎる感もある。
なにやら、これでもかといろいてんこ盛り!
多分作者にもシリーズ化する意思はなかったのだと思う。
加賀恭一郎がまだ学生であった頃のエピソード。
冒頭、加賀が彼女に告白するところから始まる。
学園が舞台とはいえ、登場人物たちは妙に冷静で老成しているし、茶道をベースにした
謎解きは少々マニアックすぎる感もある。
なにやら、これでもかといろいてんこ盛り!
多分作者にもシリーズ化する意思はなかったのだと思う。
2011年5月17日火曜日
2011年5月16日月曜日
FRINGE(フリンジ)
ゴールデンスランバー
伊坂氏本人が”大転換”と語る作品。
独特の言い回しやクセのある登場人物、あるいはストーリーのトラップが鳴りを潜め
作風の変化が明らか。昔の伊坂を懐かしむ人が多分多いと思う。
こちらも映画化されている。
新刊 文庫
独特の言い回しやクセのある登場人物、あるいはストーリーのトラップが鳴りを潜め
作風の変化が明らか。昔の伊坂を懐かしむ人が多分多いと思う。
こちらも映画化されている。
新刊 文庫
DVD
2011年5月15日日曜日
Criminal Minds(クリミナルマインド)
WOWOWで放映されているテレビドラマ。
第5シーズンの放映は終了したが、最終話は計画停電を利用した連続殺人がテーマと
なっており現在の日本の事情に配慮して放映されていない。
FBIに実際に存在する「行動分析」(プロファイリング)を専門とするエリートチームの活躍
を描くサスペンスドラマ。
出てくる犯罪者はサイコキラーやシリアルキラーと呼ばれる異常な殺人者ばかりで、冷静
に考えるとヘドが出そうな事件の連続。
この番組のファンである長女が「我が家は週に何人もの遺体を見ている!」「嫌な奴の殺し
方はいろいろ知っている!」と言う様に、本当に残酷かつ異常な話の連続なのだが・・・。
行動分析課のメンバーのクールさ快感でもある。
ちなみに、長女はIQ180の天才捜査官リードの大ファンである。
DVDは第5シーズンまで販売されている。
第5シーズンの放映は終了したが、最終話は計画停電を利用した連続殺人がテーマと
なっており現在の日本の事情に配慮して放映されていない。
FBIに実際に存在する「行動分析」(プロファイリング)を専門とするエリートチームの活躍
を描くサスペンスドラマ。
出てくる犯罪者はサイコキラーやシリアルキラーと呼ばれる異常な殺人者ばかりで、冷静
に考えるとヘドが出そうな事件の連続。
この番組のファンである長女が「我が家は週に何人もの遺体を見ている!」「嫌な奴の殺し
方はいろいろ知っている!」と言う様に、本当に残酷かつ異常な話の連続なのだが・・・。
行動分析課のメンバーのクールさ快感でもある。
ちなみに、長女はIQ180の天才捜査官リードの大ファンである。
DVDは第5シーズンまで販売されている。
2011年5月11日水曜日
LIE TO ME
人間のしぐさや表情から“嘘“を見抜く心理学者カール・ライトマン。
同僚のジリアン・フォスターと経営するライトマン研究所を舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。
主人公は強烈に個性的で、ほんと嫌な奴。このスパイスが効きすぎでドラマに感情移入できない人も多いかもしれない。
一応FBIに協力するという設定なのだが、メンタリスト以上に“静的”な場面が多くなり若干ドラマチックな要素に掛けるところがある。設定は結構面白いのだが・・・。
特に私はライトマンの一人娘のキャラクターが気に入っている。
破天荒な父親とうまく折り合いをつける彼女のスタイルがクールだ。
DVDはシーズン2まで発売されている。シーズン2の方が、少々スパイスを薄めている感じか?
同僚のジリアン・フォスターと経営するライトマン研究所を舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。
主人公は強烈に個性的で、ほんと嫌な奴。このスパイスが効きすぎでドラマに感情移入できない人も多いかもしれない。
一応FBIに協力するという設定なのだが、メンタリスト以上に“静的”な場面が多くなり若干ドラマチックな要素に掛けるところがある。設定は結構面白いのだが・・・。
特に私はライトマンの一人娘のキャラクターが気に入っている。
破天荒な父親とうまく折り合いをつける彼女のスタイルがクールだ。
DVDはシーズン2まで発売されている。シーズン2の方が、少々スパイスを薄めている感じか?
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