2011年7月21日木曜日

選択の科学

起承転結で話が進む訳ではなく、各章ごとに「選択」に関するテーマと、それに関連する
心理テストの内容と結果が表示される。
テーマは概ねおもしろく、テスト結果も興味深い。
ただ、論理の展開を通じ、著者の描く”高み”に連れて行かれるわけではなく、そのへん
が物足りない。
”うんちく”は興味深いが「だからどうなるの?」となってしまう・・・。


以下は、本書の語りの一部。興味がそそられると思うが、いかがか?


選択は生物の本能である。
なぜ満ち足りた環境にもかかわらず動物園の動物の平均寿命は短いのか?
なぜ高ストレスのはずの社長の平均寿命は長いのか?
私たちが選択と呼んでいるものは「自分自身や自分の置かれた環境を自分の
力で変える活動」のことだ。
選択するにはまず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない。
野生のアフリカ象の平均寿命は56歳だが、動物園で生まれた象は17歳。


フロムの2つの自由「〇〇からの自由」「〇〇する自由」
十種類のもチューインガムはいらない。(共産圏の考え方)


余談だが「LEI TO ME」のモデルが実在する人がいることが記載されていた。驚きだ!