2011年6月24日金曜日

①探偵ガリレオ(1998/05)

元々作者は理工系の出身で、その知識が生かされた科学トリックをベースにした推理小説。
”ガリレオ”と呼ばれる天才物理学者湯川学が、冷徹な論理で難事件を解決してゆく。
特に、この第一作は短編集の体裁となっており、作者自身、さまざまな「理工系」のトリック
を楽しんでいる感じがして面白い。
 本作品は福山雅治主演でテレビドラマ化されブレークした。
ちなみに、テレビでは柴咲コウが女刑事としてコンビを組むが、小説では大学時代の同級生
草薙刑事が相手役になっている。


また、東野氏の中では、ガリレオのモデルは俳優の佐野史郎であったことが、文庫本の
解説で紹介されている。福山雅治を抜擢したプロデューサーの勝利!
また、福山雅治が演奏する主題歌「.知覚と快楽の螺旋」がまたクール!なわけで!
曲名そのものが出色の出来である!